(第15号・2001年6月3日号)
  季節の便りをお届けします。

< 地 図 − 生き物リスト >


いちばん良い季節、初夏の長野。
戸隠まで自転車で再チャレンジ。
また前から見たかったブナの巨木「森太郎」を見に行ってきました。

○戸隠奥社のスギ並木

信州に観光シーズン到来です。5月13日(日)、車を横目に自転車で戸隠高原に出かけました。
戸隠奥社入口には「戸隠森林植物園」があり、ミズバショウが真っ盛りです。
奥社までの往復3kmの参道は、老若男女、ベンツで来ようが軽四で来ようが、皆、歩きます。
自転車で長野から来たのだから、参道を走ってもバチは当たらないだろうと思いましたが、
大勢の観光客の中を走る度胸はありません。
樹齢300年以上はあるスギ並木には圧倒されます。
奥社に近づくと目の前に戸隠山が迫る坂道となり、膝がガクガクしてきましたが、
何とかお参りして帰ってきました。



○鍋倉山のブナの森

資源と環境に配慮して休日はサイクリングと決めていますが、
6月2日(土)は信州と越後の境まで足をのばし、「鍋倉山」(標高1288m)の
ブナの大木を見に行ってきました。
跳ね上がる小柴に叩かれながら残雪の斜面を上ること1時間、
老木「森太郎」に会えました。 幹周り530cm(直径170cm)、推定樹齢400年だそうです。
積雪は毎年5〜7mといい、倒れたばかりの大木も見られましたが、
よく耐えてきたものだと思います。
山頂付近には6月だというのに1m以上の積雪があり、大きな「根開け」が見られます。



昨年は豊作だったのでしょうか。森太郎たちの後を継ぐ、芽生えがありました。