(第28号・2004年11月1日号)
  季節の便りをお届けします。

< 地 図 − 生き物リスト >


 10月に入って秋めいてきたと思っていたら、台風23号(10/20)で飛騨地方、特に北部に大きな水害が出た。
 被害のニュースも良く伝わらないうちに、今度は「新潟県中越地震(10/23)」。震度7という激震で、亡くなった方々は30人以上という大被害。これから雪の季節になるというのに余震を恐れて避難生活が続いている。
 また中国地方から北陸にかけてツキノワグマの被害はようやく下火になってきたようであるが、先日木曽福島の人から「20年前の王滝地震の前にクマが騒いだ」と聞いた話を思い出した。
 便利な生活、エネルギーの浪費、温暖化、異常気象、自然災害、自然とのつきあい方など、みなリンクして、地球が私たちのあり方を問いかけているように感じる。
 前置きが長くなったが、今回は「秋の安房峠」と「台風23号で益田川増水」

○秋の安房峠
 岐阜・長野県境にある「安房トンネル」をよく利用している。10月11日、時間があったので何十年ぶりかに長野県側から「安房峠」を通ってみた。里はまだ緑が濃かったが、峠付近のダケカンバ、カツラなどが色づいていた。焼岳登山口には結構駐車が多かったし、峠付近ではカメラを手にした行楽客が数人いた。紅葉見物ができ、トンネルの通行料\750も助かって、何か得した気分の一日であった。


○台風23号で益田川増水
 10月20日超大型の台風23号が中部地方を通った。下呂でも14:00頃から風雨が強くなり、19:00頃最も激しい風雨となった。21:30頃から11:00頃まで台風の目に入ったのか本当に静かになって、再び風がしばらく吹き通り過ぎていった。
 高山での57mm/hは測候所観測以来の大雨とかで、西之一色では裏山が崩れ夫婦が亡くなり、JRの橋も7個流れ、復旧には1年以上かかるという。  翌朝、飛騨川(下呂付近では益田川と呼ぶ)の様子を見に、近くの六見橋へ行ってみた。普段は川幅の4分の1程度の流れが、川幅一杯になっていた。