4月から職場である国有林は一般会計での運営となった。
昭和22年に国有林野事業特別会計、木を伐って売った収益は造林などで山に還すということで特別会計でやってきたが、昭和49年には赤字に、その後借入金の増大、一般会計からの繰り入れが常態化、平成21年に民主党政権となって事業仕分けにより、「特別会計なのに殆ど税金での運営はいかがなものか、事業の目的を国有林の中だけで完結するのでなく、民有林の再生にも貢献すべき」とのことで、名実ともに税金で事業を運営することになった。
これまで以上に、立派な山づくり、国民の負託に応えていかなかればならない、と思う。
誰よりも、現場、仕事場、山に詳しくなるため、そして何より山は楽しいので、天気が良ければ山に行きたい。
今回は、平成25年春の山行きの記録。
○「田代岳」
北秋田地方は冬期は積雪のため殆どの林道が使えないが、秋田・青森県境に近い田代岳は、荒沢登山口の近くに㈱三菱重工業のロケット試験場があるため除雪されており登山口まで行ける。
3月24日(日)、ふもとは春めいてきたが、山奥は1m以上の積雪、荒沢登山口手前に駐車し、愛用のカルフで登った。沢はだいぶ開いてきたが、稜線に上がるとなだらかになって、登りやすい山である。帰りにブナ林で雪帽子を写して帰ってきた。
大川目沢 田代岳 雪帽子
○白地山
3月30日(土)、天気が良さそうだったので、昨年7月に登山口にクマがいて断念した「白地山」にカルフで行った。距離が長くて、登ったり下ったり、雪質がガリガリで参ったが、頂上手前のゆるい沢は快適、風を避けて帰りにカップめんを食べ、寒かったが楽しかった。二戸からきた山菜栽培&直売のおじさんと同行した。
帰りに小坂町老人憩いの家「あかしや荘」の温泉に入った。脱衣所に「ウンチやオナラはトイレでお願いします」という貼り紙があり、浴室に入ると気のせいかウンチ臭かった。湯は鉄分のせいか濁っていた。休憩コーナーで管理人さんに「和室は寝っころがってもいいんですか」ときいたがダメとのこと。何かくつろげなかった。300円。
十和田湖の外輪山を行く なだらかな白地山 快適な沢
○八幡平
4月13日、八幡平ビジターセンターに駐車して八幡平に登った。頂上に近づくにつれ真冬、ブリザードになり最悪、強風でかき消されそうなスキーのトラックを見ながら下山した。鹿角道の駅でソフトクリームを食べて帰った。
ブナ林 アオモリトドマツ林 山頂近くの低木
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