(第46号・2013(平成25)年8月24日号)
  季節の便りをお届けします。

< 地 図 − 生き物リスト >

 ことしは暑くて雨が多い。地球温暖化&気候変動ということか。
 今回は、久々の渓流釣りと、8月9日豪雨で林道流失の話。

○久々の渓流釣り

 昨年大館に来てからヒマをみては、国土地理院の地形図、業務用の施業計画図と基本図に書いてある川と沢をリストアップし、ついに完成した。管内10万haの米代川中流域に名のつく川や沢の数は何と2,000以上もある。
 ヤマメやイワナがいそうな沢も多くあり、そのひとつ「長木川」の支流「大川目川」、そのまたまた支流の「小滝沢」が比較的長く緩やかな沢で林道も入っていないので、行ってみることにした。
 前日に大館市内の「釣具の渡正」で大館市漁協のイワナ・ヤマメ年釣券3,000円と中くらいのミミズ450円を購入。8月3日(土)7:00ころ出発、樹海ラインを小坂方面に向かい雪沢小学校を左に折れると大川目沢である。二ツ屋から長木沢林道に左折、ことし大館・小坂間が開通する日本海沿岸道のトンネルが山の中に顔を出しており、その橋脚の脇から「小滝沢」に入ったが、砂利のなめ〜っとした沢で魚がいそうな淵や瀬がない。おまけにジョロウグモが沢を覆うようにクモの巣を張っており、顔、帽子、竿やら釣糸やらクモの巣だらけになって退散。本流に向かった。
 雨池台林道の分岐から大川目沢本流を約2kmほど遡った。最初の橋の下の淵でウグイ、それより上は魚のポイントは少ないがヤマメとイワナが釣れ、写真を撮ってきた。足もふやけて楽しい一日(半日)だった。



○「8月9日豪雨で林道流失」

 明日からお盆休みという8月9日(金)の早朝から北秋田地方は集中豪雨に見舞われた。5時頃から降り出してネットを見ると、7時頃には、秋田県が設置している大館市大野の雨量計で連続雨量200mmを記録。これは大変と思い現場には無理して山に行かないよう注意喚起した。結局午前中に大野で350mm、大館でも160mmを記録、昼前には停電となった。一般道は各地で通行止めになった。
 各地の林道が被害を受けているということで、盆明けの8月19日にそのひとつ長木川から南に分岐している「小新沢」を見てきた。(前回の大川目沢は長木川から北に分岐している。)
 林道の路体が流失している箇所が数箇所あり、大変なことになっていた。田沢湖のほうでは裏山から土石流が人家を押しつぶし6名が亡くなったそうで、このごろ日本全国でどこでも集中豪雨が降るようになっている。



(H25.8.24更新)