(第51号・2016(平成28)年8月4日号)
  季節の便りをお届けします。

< 地 図 − 生き物リスト >

 3月末で定年退職となり、この4ヶ月で、これまでできなかったこと、やりたいことがいろいろできた。
 特別養護老人ホームに入っている母に前より会いに行けた。施設の方々には、病院であれば治療してなおるし、子供であればかわいいが、認知症のお年寄りは良くはならないし、かわいくもないのに、仕事とはいえ本当によくしていただいている。7月26日に神奈川県の施設で、「障害者なんていないほうが良い」と考えたという元職員の青年が19人を殺害、26人に重軽傷を負わせるという事件が起きた。弱い人も安心して暮らせる世の中になってほしいと思うが、毎日の生活に窮して他人を思いやる余裕のない人が多くなっているようにも思う。自然界でも多様な生物が生きていける生態系が安定し持続する。
 前回から8ヶ月もたってしまったが、今回は、妻と行った「上高地」と「こなら山荘の改築」

「妻と行った上高地」
 近いと、天気を見て「よし明日行こう」ができるのでありがたい。障害者の野外活動を助けるNPO「野あそび倶楽部」が7月10日に上高地散策を予定していたので、その下見も兼ねて、6月27日に妻と上高地に行った。
 平湯のアカンダナ駐車場にクルマを置いて、バスで上高地まで行き、大正池から、河童橋、右岸を明神池まで行き、再び河童橋でソフトクリーム、小梨平キャンプ場でおにぎりを食べて帰ってきた。
 年間100万人以上が訪れる上高地も、歩道、トイレ、標識などの施設整備、事故が起きないよう枯れ木や落石などの危険個所の点検、などなど関係者の苦労が想像される。この日も梓川の護岸に強い流れが当たらないようバックホウで川床を掘る作業が行われていた。
 妻には少し距離が長かったようだが、たいへん良い天気で、楽しい1日であった。

「こなら山荘の改築」
 両親が建てた山小屋も物置状態になっていたが、10年来の構想でもある屋根裏部屋と収納はしごを作った。
 屋根裏部屋の床は、ヒメコマツ直径約20cm長さ約3mの枯丸太からチェーンソーで横木を作って、小屋の梁から9mmワイヤー2本を輪っかにして吊るし、根太を現地調達のカラマツ(5×7×170cm)を45cm間隔で渡し、12mm針葉樹構造用合板をビス止めして作り、6月初めに完成! 大人5人・500kg程度まで耐えられる設計である。
 さらに収納はしごは、これも現地調達・加工のカラマツ角材(4×7×260cm)を2本、踏み板は端材(2×10×40cm)8枚を30cm間隔に取り付け、蝶番で2つ折れにしてロープと滑車で天井に収納できるというスグレモノ。これは7月16日完成!
 近くに「飛騨高山麦酒」の醸造元があるので、泊りがけで一杯やるのが夢。

 → はしごを収納する動画(1分20秒)


(H28.8.4更新)