(第3号・1998年10月21日号)
季節の便りをお届けします。

 地 図 − 生き物リスト 


 昨年は10月13日にアラレが少し積もりましたから、今年は結構あたたかいようです。
 さて今回は、
  ①「札足辺山」と、
  ②「錐立山」、の話です。

○札足辺山(標高276m)
 「さったるべやま」などと呼んでいますが、アイヌ語で「レタラオペトコシ ヌプリ」といい、意味は「レタラ(白い)オ(尻を)ペッ(川)カ(岸)ウシ (につけている)ヌプリ(山)」で、山裾の川岸が崩れて白く見えたのが由来 のようです。(苫前町史・S57)
 古丹別市街から10分ほどの東川地区にあり、山腹はトドマツやミズナラの 天然林となっています。
 また1haほどの大きさの沼があり、春にはミズバショウが咲き、秋にはマ ガモが休んでいます。
 山頂まで、なだらかな山道(↓写真)があり、山 頂からの見晴らしはあまり良くありませんが、木の間から日本海を見渡すこと ができます。
 9月27日にはドングリがたくさん落ちていました。(往復2時間程度)



○錐立山(きりたちやま、標高307m)
 国道239号線を東に行くと錐立山のある「霧立地区」を通り、幌加内町と の境、「霧立峠」至ります。
 「霧立(きりたち)」の由来は、その名のとおり「霧が出やすい所」と、「山が切り立っ ている」からきたと言われ、10月10日、その「錐立山」に登りました。
 登りは西側の尾根をエゾシカの道をたどって楽に行き、下りは潅木につかま りながら「直降」したのですが、いたるところ「崖」で大変な目にあいました。
 そんな崖の上で一息ついて、眼下の霧立地区を眺めた写真です。昔は人が住 んでいて小学校もあったそうですが、今は開発局の除雪センターがあるだけです。
 色づいた葉がきれいでした。(往復3時間程度)

 紅葉=ハウチワカエデ
 緑葉=トドマツ
 黄葉=カツラです。